香りノート

UNIVERSE シリーズ <月>

2015.06.01

2015年インセンスシリーズ「UNIVERSE」にちなみ、
香りノートでも香りのテーマとなった天体のご紹介をします。

第2回は月。
私達にとって身近な存在である月。 人類が地球以外で唯一降り立ったことのある天体です。第1回でご紹介した太陽と同じように、月も地球に様々な影響を及ぼしています。 私たちに最も身近なのは、月の引力による潮の満ち引きです。 実は、月は毎年数センチずつ地球から遠ざかっています。つまり昔は今よりずっと地球の近くにあり、このため潮の満ち引きも激しかったと考えられています。このことは 海の中の生命の進化、さらには陸上への進出にも影響があった可能性があります。
そして今も、月明かりや潮の満ち引きの変化を巧みに使って生きている生き物たちがいます。私たち人間が月明かり心惹かれるのも、地球で生まれた生命としての長い記憶を呼び起こされているのかもしれません。また、地球は南極と北極を結ぶ地軸を中心にして自転していますが、もし月がなかったとすると、この地軸の傾きが激しく変化して、地球の気候や生命の進化にも大きな影響があっただろうといわれています。
私たちが今の姿でこうして地球上で生きているのは、月のおかげなのです。

UNIVERSEシリーズでは、古くから人々を魅了してきた「月」をテーマに、
その不思議な魅力を芳醇な香りで表現しています。
▶304 MELLOW MOON

画像は、京都大学花山天文台で撮影された満月の姿です。



監修:京都大学宇宙総合学研究ユニット特定准教授


磯部 洋明氏

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