香りノート

vol.17 ジュニパー

古代エジプトでも愛された香り

2017.11.15

名称:ジュニパー(common juniper)
原産地:イタリア、フランスなど


甘さがありながらもフレッシュでウッディな香りが特徴のジュニパーは、ヨーロッパやアフリカ北部などを原産地とする、ヒノキ科の常緑樹。この木を見れば、リースをこしらえて聖夜を迎える、クリスマス支度のあたたかなひとときを思い浮かべる人も多いことでしょう。
香り豊かな実を実らせるジュニパーは、蒸留酒のジンの香りづけにつかわれていることでも有名で、食品や日用品にフレッシュですっきりとした風味をあたえてくれるほか、健胃・整腸などの薬効が認められており、私たちの生活の中に欠かせないスパイスの一つとなっています。
ジュニパーの、フレッシュでありながら温かみのあるバルサミックな香りは、リスンのインセンスにも、ダイナミックで個性的な印象を与えてくれます。


香りノートは香りにまつわるあれこれをご紹介する小さなコラム。
香りがみなさんの暮らしに彩りを添えられるように、そんな願いをこめてお届けします。

【参考文献】

香りの百科事典 丸善株式会社 2005年

*画像はイメージです。

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