香りノート

vol.18 ローズ

花々の女王、ローズ

2018.03.20

名称:ローズ(rose)
原産地:欧米・アジアなど北半球各地


薔薇の花束。ロマンチックで素敵なひとときを思わせてくれるその花は、姿の美しさに加え香りが良いことから、花々の女王と呼ばれ、世界中で愛され続けています。
ローズの歴史上の登場は極めて古く、紀元前2,000年ごろ、シュメール文明に遡り、古来ヒトとの繋がりやエピソードが数多く語られています。
人々は古くからローズのさらなる魅力を求め数々の新しい品種を生み出してきましたが、1900年、「ソレイユ・ドール」が開発されたときには、その美しい杏黄色とフルーティーな甘い香りが大きな話題を呼びました。それからというもの品種交配の勢いは一気に熱を帯び、今やローズの種類は二万数千種にものぼるのだと言われています。種類によって違った表情を見せてくれるその香りの成分は、未だ解明されていない部分も多いのだそうです。
未知なる神秘を纏ったローズの重厚感あふれるゴージャスな香りは、リスンのインセンスを華麗で魅力的に仕上げてくれます。


香りノートは香りにまつわるあれこれをご紹介する小さなコラム。
香りがみなさんの暮らしに彩りを添えられるように、そんな願いをこめてお届けします。

【参考文献】

香りの百科事典 丸善株式会社 2005年

*画像はイメージです。

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